兼業ゲームクリエイターの為の「小松菜メソッド」エクスプレス編

 
小松菜メソッド・エクスプレス
以前は1ヶ月でゲームを作る方法を紹介しましたが、本日は1日(24時間)でゲームを作る方法を紹介してみます。
 
*これは、最短1日でゲームを完成させるためのメソッドです。
*社会人が2人核になり、オンリーに合わせて徹夜で作りぬく事を想定しています。
*今回は釣りゲームですが、他のワンキーゲームでも流用可能です。
・組師はある程度ゲームを作りなれている必要があります。
・絵師は事前に何枚か絵を用意しておきます。
 
 
秋葉原に行って前日準備
CDR スピンドル (あきばんぐ:国産を買おう!)
スリムケース (あきばんぐ)
プリンター替インク(ヨドバシ)
POP用 A4写真用紙(ヨドバシ)
CDジャケット用紙作成キット(ヨドバシ)
 
09:00 起床、朝ごはん
 ・おはようございます。明日まで布団へは戻れません。覚悟しましょう
 
10:00 題名決め
 ・ミニゲームの題名を決めます
 
11:00 ロゴ作成
 ・ロゴを自分で作ります。今回は「釣りバカ日誌」風にしました
 
12:00 昼ごはん
 ・コンビニで済ませましょう
 
13:00 背景等
 ・手持ちの素材集からピックアップし、適切な背景素材をチョイスします
 
14:00 素材・イメージ画像作成
 ・起動スプラッシュは流用するとして、タイトル、ゲーム画面のイメージ、ゲームオーバー画面等を捏造しておきます。そのぐらいなら組師がやってしまいましょう。
 
15:00 知人に告知
 ・明日までにこんなの作るよ!と、先ほどの捏造画像を知人に告知しましょう。背水の陣に立つわけです。
 
16:00 HSPプログラム:タイトル周り
 ・どんだけスクリーン数を使うかを決め、入出力ファイル数の辺りをつけて、ゲームの変数初期化・タイトル処理まわりを作ります。
 
18:00 HSPプログラム:メインループ
 ・メインループを作ります。どんなゲーム状態の時はどのサブルーチンを実行させるか決めます。
  サブルーチンは今までの作り置きを流用して、新規で使いそうなのはスタブにしておいて後で作りこみます
 
20:00 素材作成、ドット打ち
 ・メインループを書き終わる頃には、必要なグラフィックやサウンドが判明しますので、それをひたすら作ります。
  音楽はフリーのをみつくろってもいいですし、前もって発注しておきましょう。
  効果音は今までのSEを流用するか、KanaWaveかなんかで作りましょう。
  グラフィックはGIMPPhotoShopで作ってください。いまのうちはトウフ絵(白くて四角い、サイズだけわかる画像)でもいいです。
 
24:00 HSPプログラム:サブルーチン
 ・素材をプログラムで呼び出して、実際にゲームを作っていきます。
  移動、攻撃、当たり判定、敵の出現、MAP処理等、以前作ったプログラムの再利用をしまくりましょう。
  まずは屋台骨を作り、一刻も早くゲームが動くようにし、そこから肉付けを行います。
  肉付けの段階でエフェクト発生、エフェクト処理等を入れていきます。これも以前の流用がききますね。
 
26:00 テストプレイ
 ・まだクソゲーだとは思いますが、何人かにテストプレイをお願いしてみましょう。
  「これはなんのゲームなの?」「ここが判りづらい」とネガティブな反応があったらしめたもの。そこを潰しましょう。
  飯でも食おう。ユンケル飲んでおこう。
 
27:00(3:00) 印刷物
 ・POPやポスター、ジャケットを作りましょう。
  面白そうなスクリーンショットになるように逆算してゲームを設計しましょう。いくら中身がよくても、スクリーンショットが地味だったりして「興味をそそらない」と手にとってもらえません。もったいないですね。
  そして面白そうなスクリーンショットのゲームは、家に帰って早速インストールしてもらえるハズです。なんとなく買ってなんとなく積んであるゲームありませんか?第一印象で印象に残らないとインストールすらしてもらえないのです。
  ロゴも大事です。MSOfficeのワードアートで作ったような、カーニングもしてないロゴに誰が金を出すというのでしょう。ロゴやキャラクターは弊サークルの「わらしなママ」に是非発注してください。いつでもお待ちしております(いそいそ
  このへんの完成度が、初見サークルでも手に取るか取らないかの判断基準にもなりますので、気合いれましょう。
 
5:00 印刷している間
 ・風呂に入ろう
 
6:00 HSPプログラム:仕上げ
 ・サブルーチンを作りこんで、ゲームを仕上げよう。
  テストプレイのバランス極意は、初めチョロチョロ中パッパッ赤子ないてもバグ取るな。です。
  ↑ごめん適当に思いついた。
  
8:00 マスターアップ!&焼き
 ・完成したらReadMeとかを書いて、マスターを作りましょう。
  BsRecorder等で複製します。安いメディアは速度が出なかったり焼きミスが発生する時があります
 
9:00 完成!出発!
 ・1分1枚として、1時間で60枚?2人で焼いて120枚が上限かあ・・・デュプリケータ欲しいなあ。
  こうやって一睡もせずにゲームをこさえ、オンリーへ向かうのでした。